墜落制止用器具に使用するランヤードには、「タイプ1」と「タイプ2」があります。
タイプ1・タイプ2はフルハーネス本体の種類ではなく、ショックアブソーバの種類を表しています。選ぶときの大きなポイントは、フックを掛ける位置です。
まずはここを確認
タイプ1 腰の高さ以上にフックを掛ける場合
タイプ2 足元に掛けることがある場合
※足元に掛ける場合は、フルハーネス型とタイプ2ランヤードを使用します。
腰の高さ以上にフックを掛ける場合
腰の高さ以上に掛けられる場合は、できるだけ高い位置にフックを掛けて使用します。

足元にフックを掛けることがある場合
腰の高さ以上と足元の両方に掛ける作業が混在する場合も、タイプ2を使用します。

足元にフックを掛けると落下距離が長くなり、身体にかかる衝撃も大きくなる可能性があります。腰の高さ以上に掛けられる場合は、できるだけ高い位置にフックを掛け、タイプ1を使用することが基本です。
4.0mはランヤード自体の長さではなく、第二種ショックアブソーバを区分するための単体試験時の自由落下距離です。
タイプ2を使用すると必ず4.0m落下する、という意味ではありません。実際の落下距離は製品や使用条件によって異なるため、製品表示の「最大自由落下距離」と「落下距離」をご確認ください。
巻取り式ランヤードには、緊急ロック機能が付いた製品と、付いていない製品があります。
緊急ロック機能付きは、墜落などによってストラップが急激に引き出されたときにロックが作動し、ストラップの引き出しを止めます。
緊急ロック機能は、墜落時のストラップの引き出しを抑え、落下距離をできるだけ短くするための機能です。
ただし、緊急ロック機能が付いていても、地面や下の床への到達を必ず防げるわけではありません。
※タイプ1・タイプ2と、緊急ロック機能の有無は別にご確認ください。
製品表示の「落下距離」と、作業床から地面・下の床・障害物までの垂直距離を必ずご確認ください。選定方法が分からない場合は、現場の安全管理者または製品メーカーへご確認ください。
法令上の名称は「安全帯」から「墜落制止用器具」へ変更されました。旧規格の安全帯は、2022年1月2日以降、墜落制止用器具として使用できません。
参考:厚生労働省「墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドライン」
墜落制止用器具の耐用年数に、法令上の一律の定めはありません。
日本安全帯研究会では、使用開始年月から次の期間を交換の目安として推奨しています。
年数だけで判断しないでください
使用頻度や使用環境、保管方法によって劣化の状態は異なります。使用前に必ず点検し、傷・摩耗・変形などの異常が見られた場合は、交換時期を待たずに使用を中止してください。

初めて使用する際は、製品の使用開始年月ラベルに年月を記入してください。
フックを掛ける位置と、緊急ロック機能の有無を確認してお選びください。